IQ130超発達凸凹ギフテッド男子と癌サバイバー母の成長記録

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療育で、結局何が変わるのか?

(この記事は2022年2月30日に更新されました。)

この記事は、乳幼児期の発達凸凹ちゃんについて、少しでもお役に立つ情報をお届けできたら…という思いで書いています。

 

こんにちは、サトです。

 

 

今回は「療育」のお話です。

私も子供の発達障害を疑いだした頃は、

療育って何をするのか?

受けるとどうなるのか?

まったくわかりませんでした。

 

「早期療育が…」とよく言われているけど、どんな効果があるのか?

 

専門家(療育する側)ではなく、療育を受けてきた立場だからわかる、効果や注意点をお伝えできたら…と思います。

 

★目次★

 

 

療育とは、いったい何?

療育は、一般に

障害のある子どもの発達を促し、

自立して生活できるように援助すること

だと言われます。

 

主に集団療育個別療育の形態があり、

通所型であれば主に、

6歳までの未就学児が対象となる「児童発達支援」と、

就学している児童が対象の「放課後等デイサービス」

があります。

 

療育施設によって、療育の内容は本当に様々です。

ソーシャルスキルレーニン

感覚統合による運動療法などが有名ですが、

最近では、サッカー療育、アート系療育プログラミング療育といった、

特定の分野に特化した療育も多くなってきました。

 

ユウが3歳の診断後に受けた療育がこちら↓

・就園の準備のための集団療育

・就園中の集団療育

・就学中の集団療育

・感覚統合療法に基づく運動療法(個別)

他にも、短期間ですが音楽療法・水泳療法・プログラミング療法、川遊びやキャンプなどのアウトドア系療育、アレントレーニング…などなど。

 

 

ユウにたくさんの療育を受けさせてきて、思うことは、

「色々な療育があったけど、

結局、療育の目的は共通しているな」

ということです。

 

そして、その「療育に共通する目的」には、

子供本人に対するものと

親や周りの支援者に対してのものがあります。

 

<子供本人に対して>

★日常生活に必要な力を身につける

小さい頃は、衣類の着脱トイレの自立食事など。

少し大きくなると整理整頓、あとは買い物に出かけてお金の使い方を教えてくれる療育施設なんかもあります。

 

例えば衣類の着脱なら、療育施設では、

・絵カードで手順を視覚的にわかりやすく見せる

・行為を分割して、一つずつスモールステップで教える

・スペースをパーテーションで遮って、集中しやすい環境づくりをする

というふうに、

発達障害の子供が習得しやすいやり方で、教えてくれます。

 

家で私たちが子供に何か教えるときに

「療育でやっていたあのやり方が使えるかも」という、ヒントをたくさんもらえます。

お家や保育園でやってみて難しいことを、療育で相談するのもいいですね。

 

<ユウの場合>

就園前の療育で、身辺整理を教える際に、

「行為を分割」※して教えるようアドバイス

いただきました。

※『靴箱で上靴をはく』という一連の行為の中に、「靴を脱ぐ」「靴箱に入れる」「バッグから上靴袋を出す」「上靴袋から上靴を出す」「上靴をはく」というたくさんの行為があります。このように行為を1つ1つ分けて、手順表などに書いて教えます。

この教え方を幼稚園の先生と共有することで、

プレ幼稚園や幼稚園での身辺整理に役立てました。

 

★社会性やコミュニケーション能力のアップ

他のお子さんと一緒の場面や、先生とのかかわりの中で、

・仲間に入れてほしい

・おもちゃを貸してほしい

・誘いたい、断りたい など

その場面ごとに適切な伝え方を教えてもらいます。

保育園や幼稚園でも先生からこうした働きかけはありますが、

一人一人に目が届きやすいのが療育の魅力です。

 

大きくなってくると、SSTなど机上で学ぶ方法もありますが、小さい頃は遊びの中で、

一つ一つ先生から適切な行動を教えてもらうことが多いと思います。

 

小さい頃ですと、

・並ぶこと

・待つこと

も苦手な子が多いので、

並びやすい環境を整えた上で

(例えばどこに並ぶかわからない子には、並ぶ場所に足形を置く等)

少しずつできるように教えてくれます。

 

★自己肯定感を上げる

自分の得意なこと好きなことを伸ばしたり、

スモールステップでチャレンジをしていく中で

成功体験を積んでいきます。

 

運動系や音楽系、絵画やプログラミングなど

得意なことに特化した療育はこの意味合いが強いですね。

 

 

 

 

<周囲の大人に対して>

療育というと、本人の変化を期待される方が多いのかもしれませんが、

実は親や周りの大人に対する働きかけも大きな意味を持っています。

 

★周囲の発達障害への理解を深め、生育環境を整える

親や家族、保育園や幼稚園、学校の先生など

周囲の人の発達障害に対する理解を促すことで、

不適切なかかわりや合わない環境を防ぐことが

大切だとされています。

 

その子に合った落ち着いた環境の中に置くことで、

その子本来の力が発揮しやすくなったり

2次障害を防いで

発達が促進されるようになります。

 

「早期療育が大事」と言われると、早く療育を受けさせなければ…と

なんだか焦ってしまいますが、

「早期療育が大事」な理由は、

早くから療育をすれば、子供本来の特性が大きく変わるということではありません。

なるべく早いうちから、その子に合った環境で育ててあげることで、その子の成長を

支えようという意味が大きいように感じます。

 

療育を通して、発達障害の知識を得ると、

子供の困った行動について

「何が原因なのか」と考えられるようになりました。

このことから、解決向けたアプローチを療育の先生と一緒に考えたり、

「困っているのは親だけじゃない、子供本人が一番困っているんだ

といった視点が持てるようになり、親も子も楽になると思います。

 

★家族の負担を軽くする

また、障害を抱える子の親御さんや家族は

精神的な負担が大きくなるので、

療育には、専門家に育児相談ができる場を提供し、家族の負担を軽くするという重要な役割もあります。

 

私もユウが小さなころは、わからない事が多すぎて、

療育の先生に相談できる時間が待ち遠しくてたまりませんでした。

就学などの大事な局面で、数多くの子を見てきた先生の意見がとても参考にもなりました。

子供を見ていただくのと同時に、親が相談しやすい療育先がおすすめです。

 

 

 

 

結局、療育によって何が変わるの?

ここまで、療育の目的についてお話してきました。

 

これを踏まえて、じゃあ、療育を受けると何が変わるのか?

 

 

発達障害生まれつきの脳内の情報処理の特性なので、

療育によって、特性がなくなったり、

健常児になることは期待できないそうです。

 

もし、療育にそれを求めて「普通」に近づけようようと頑張ってしまうと、

それはとても危険だということになります。

子供に無理を強いることになり、

2次障害を招いたり、心身の健やかな育ちにマイナスな結果となってしまうでしょう。

かえって本来の子供の発達のタイミングを逃してしまうかもしれません。

 

実際に、ユウが通っていた週に1回1時間程度の療育で、劇的に何かが変わる…

という経験はしたことがありませんし、周囲でもあまり聞いたことがありません。

 

ですが、子供に合った環境で生活していく中で

子供が自発的に何かに取り組んだ結果、できるようになったり

親の想像を超えた成長をする、

という経験はたくさんしてきました。

 

そういった、安心して成長できる環境づくり

一つ一つの課題をクリアしていくためのコツを教えてくれる場所が、

療育なのだと思います。

 

療育で変わるのは、結局、その子自身よりも、まずその子の環境。

 

 

 

だから、小さいお子さんの親御さんには、

そんなに焦らなくて大丈夫です。

ということをお伝えしたいです。

 

 

 

ユウの成長をずっと見ていて思うのは、

「結局この子は、自分がやるぞと思ったときに、

自分のタイミングで出来るようになっていく」

ということです。

 

★まとめ★

長くなりましたが、まとめます。

療育は、

・子供に合った、安心して成長できる環境づくり

・子供が一つ一つの課題を達成して成長していくためのコツ

を教えてもらえるので、子供の成長にはとても役立ちます。

 

一方で、

・成長していくのはあくまでその子自身のタイミング

・療育が子供の特性をそのものを無くすものではない

ということから、

 

・保護者の方は焦らなくていいこと

・お子さんや保護者の方に合った、信頼できる療育先をじっくり探す

ことにご注意頂ければと思います。

 

できれば、親子で楽しめる場になるといいですね。

 

 

 

これから療育を受けられるお子さんとご家族が、

その子にあった療育を見つけられることをお祈りしています。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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